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表面処理技術研究所

高精度化する顧客要求、絶え間ない技術革新の波、大きく変貌する市場特性。
私たちは、これらに応え、そして先駆けるため、技術開発のさらなる錬磨が必要と考えました。
これまでに集積した経験知と最新の技術データによるシナジー効果が産まれるところ。
それが日本フッソ工業のLab……表面処理技術研究所です。


日本フッソ工業では、同業他社でも類を見ない、「表面処理技術研究所」によって、新しいニーズに伴う新製品の研究開発、 お客様への技術的フォローや、メンテナンスを充実させております。
これによって、お客様から安心と信頼を頂いていると同時に、当社の生産過程においても大きな「強み」となっています。
同研究所は、2007年1月に新たに開設され、本格的に稼動を開始いたしました。




同研究所は、これまで本社社屋に隣接していた「技術部」を近隣の別敷地に移設すると共に、延べ床面積1400平方メートルの「表面処理技術研究所」へと機能拡張させたものです。
所内には、大型焼成炉1基をはじめ、小型焼成炉10基、高機能塗料作成用機器などを装備。
さらには、性能評価や塗膜分析のためのSEMおよび元素分析装置などの各種測定機器を揃え、万全の体制を敷いています。
また、従来は生産工場との併用であった大型施工設備を専用化することで、開発期間の大幅な短縮を可能にしました。
今後は、重金属汚染防止、洗浄性の向上、静電気帯電防止など、従来からの課題に取り組む一方、研究員の増員を図りながら、高精度、高純度化する各産業分野からのご要望にお応えできるよう、技術開発力を高めて参ります。


営業部門、生産部門との迅速な連携

表面処理技術研究所は、様々な場面で営業部門、生産部門と連携して業務を行っています。
お客様の抱えた様々な課題や新しいニーズに対し、製品をご発注いただく前に、サンプル品をお渡しして、実際のご使用条件の下でご利用いただき、そのサンプル品を専用の機器によって分析し、分析結果をご報告させていただくことがあります。これによって、より適切な製品を選定し、お客様にご利用頂く事が可能となります。
また、お客様のご要望によっては、新しく製品を開発させて頂いた実績も多々ございます。


充実した設備

当社では、充実した研究設備と、多彩な分析機器を保有しています。
これによって、より迅速かつ正確にお客様のご要望にお答えすることが可能になりました。


電気炉

フッ素樹脂やその他の材料を熱処理するための装置です。
最大500℃まで温度を上げることができます。
計8台の電気炉を使用して、新製品の開発や従来グレードの改良を行っています。
研究室で最も使用頻度が高い装置です。

   

走査型電子顕微鏡(SEM)とエネルギー分散型X 線分析装置(EDX)

SEMにおいては、電子線を試料表面に照射し、被照射部位から発生する2次電子により、表面像を得ます。SEMの特長は、光学顕微鏡比較して焦点深度が二桁以上深いことです。このため、広い範囲に焦点のあった像を得ることができ、表面の詳細な構造を把握することができます。

電子線被照射部位の元素からは、蛍光X線も発生します。蛍光X線のエネルギーは元素によって決まっているため、発生する蛍光X線のエネルギーを分析することにより、被照射部位に含まれる元素を分析することができます。このような分析方法をEDXと呼びます。EDXを用いれば、元素の分布を得ること(マッピング)ができます。分析条件を適切化することで、当社で主として取り扱っている有機膜の分析も可能です。

   

フーリエ変換型赤外分光光度計(FT-IR)

測定対象の物質に赤外線照射し、透過(あるいは反射)光を分光することでスペクトルを得て、対象物の特性を知る方法のことをいい、対象物の分子構造や状態を知るために使用されます。当社では有機化合物に由来する特定の吸収帯を利用して、未知試料の同定や反応状態などの調査に用いて製造工程でのトラブルや新たな製品開発に使用しています。

   

ブラスト装置

被塗装体の前処理として、アルミナを吹きつけ表面の汚れを落としたり粗かするための装置です。室内の大きさは1800×1800×1800のであり、外部からだけではなく内部にてブラスト処理が出来ます。

   

熱重量/示差熱分析装置(TG-DTA)

物質を加熱したときの温度変化に応じて状態変化・化学反応が起こり、吸熱もしくは発熱を伴い蒸発や化学反応により重量の変化します。この変化および基準物質との温度差を同時に測定し、物質のガラス転移点や融点、分解温度、重量変化などを調べる装置です。

   

ガス焼成炉

研究開発した新たなグレードを中量試作する際に使用します。内部の大きさは、2100×2400×3500 で大きな母材も問題なく焼成できます。

   

粉体塗装ブース

静電粉体塗装をする際に使用しています。大きさは3000×2000×3000で、比較的大きなものをブース内に入れて塗装が可能です。研究室でも使用頻度が高い装置です。

   

マイクロスコープ

CCDカメラにて被写体を観察し、光学顕微鏡ではわかりにくい凹凸も観察できます。装置の機能により、見るだけでなく写真を撮ったり距離や面積を測定することも出来ます。レンズを換えることにより最小倍率15から最大倍率3000倍まで観察が可能です。皮膜の断面観察や異常個所の調査などに使用しています。