フッソ樹脂の特徴と用途
  フッソ樹脂は様々な産業や生活の中で約に立つ多
  くの利点を備えています。
  薬品に強い事から、化学工業の分野で注目を集め
  る一方、すべりの良い平滑性や非粘着性、或いは
  耐静電気性を利用して多くの工業製品の加工技術
  に応用されています。また、その耐熱性がフライ
  パンなどの調理器具に活かされているのは広く知
  られています。
  ●滑りが良い
   フライパン・ベアリング・バルブ・コック
  ●付着物が付きにくい
   フライパン・カーワックス・ホットプレート
   炊飯器
  ●薬品に強い (化学的安定性)
   薬品用容器・化学実験装置・外壁塗料
   農業用ビニール
  ●熱に強い
   フライパン・炊飯器・ホットプレート
  フッソ樹脂の耐薬品性
  フッソ樹脂はほとんどの薬品に対して極めて高い
  安定性を備えています。
  PFA、FEP、ETFEの3種類のフッソ樹脂
  を、硝酸、酢酸など6種類の薬品に7日間浸した
  実験の結果が右の表です。数値が示すように、フ
  ッソ樹脂に変化はあまり見られず、その安定性の
  高さから産業の各分野において価値の高いもの
  であることが判ります。
PFA
FEP
ETFE
 60%硝酸
0.0
 
0.0
 
+0.2
 
 50%酢酸
0.0
 
0.0
 
+0.2
 
 四塩化炭素
+2.3
 
+1.9
 
+6.0
 
 クロロホルム
+1.6
 
+1.6
 
+6.8
 
 ベンゼン
+0.7
 
+0.7
 
+3.4
 
 酢酸エチル
+0.6
 
+0.6
 
+4.0
 
浸漬条件 75〜80℃/7日間
  他の素材に比べて非常に低い摩擦係数
  あらゆる工業製品に共通した問題点は、異なる部
  位が接点を保ちながらスムースに動かなければな
  らないということです。フッソ樹脂は加工段階や
  完成段階において、その低い摩擦係数の利点を発
  揮して物質と物質の間をなめらかにしています。
 
PTFE
FEP
PVDF
動摩擦係数
(対磨き銅)
0.03
0.08
0.3
  秀れた非粘着性と洗浄性
  原材料と入れ物という別種同士の関係にあるもの
  が、加工、或いは運搬するなかで互いに吸着を起
  こし洗い落としにくくなることが多くあります。
  フッソ樹脂は非粘着性と洗浄性の高さ、さらに滑
  らかな表面特性でそれらの問題を解消しています。
 
  300度以上の耐熱性
  様々な加工技術の中で、熱を加える、また熱が発
  生する場面は多く見られます。フッソ樹脂は300
  度以上の耐熱性を持っていることから、あらゆる
  産業の現場で応用されています。
 
PTFE
PFA
FEP
ETFE
融点
(℃)
327
304〜
310
270
260
連続最高使用温度
(℃)
260
260
200
150
 
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